M.A信頼性技術オフィス
WORLDWIDE Reliability Technology Solutions
加速試験による製品の寿命予測を支援します
市場環境や使用負荷での製品寿命を予測します。
・製品を構成する部品の周囲温度や湿度、温度差等や負荷などのストレス
による寿命予測式を設定し、市場での使用環境における部品個々の特性
寿命ηを推定します。(アレニウスモデル、べき乗則など)
例:アルミ電解コンデンサ===温度差△Tも寿命に影響します
寿命 L=η=η0×exp(B/T)×(△T)^n
・試験条件を3水準以上に設定した試験結果を最尤法を用いて解析し、
市場使用条件での故障時間分布(例:ワイブル分布)のパラメータを
推定します。
累積故障確率 F(t)=1-1/exp(t/η)^m
2.加速試験結果に基づく製品の寿命予測
・製品を構成する部品毎に推定した故障時間分布(ワイブル
分布)を用いて、いろいろな構成部品からなる製品の目標
時間での累積故障確率F(t)を推定します。
製品の累積故障確率F(t)
F(t)=1-R1(t)×R2(t)×R3(t)×--×Rn(t)
R1(t):アルミ電解コンデンサ1のt時間での信頼度
R2(t):アルミ電解コンデンサ2のt時間での信頼度
R3(t):フィルムコンデンサ1のt時間での信頼度
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Rn(t):FETのt時間での信頼度
1.アルミ電解コンデンサの加速試験結果

図 最尤法を用いた加速試験結果の解析
上図のX、Y軸はX軸:ln(t)、Y軸:ln(-ln(1-F(t)))
注)加速試験3条件での形状パラメータmは全て一致

図 加速試験後の部品個別のワイブル解析
上図のX、Y軸はX軸:ln(t)、Y軸:ln(-ln(1-F(t)))
注1)製品の寿命目標:60000h、1%
注2)部品個別では目標をクリアするが、製品寿命は
60000hでF(t)=2.1% とクリアしない。